福条NEWS

新型アルファード スプリング交換後の異音

2016-12-20 [BLOG]

ディーラーでサスペンションのスプリング交換作業後、足回りから異音がする新型アルファードが入庫しました。

症状は、ハンドルを切った状態での発進時、ゴトゴトとバネ音のような音がFrから室内にひびいており、巡航時には音は消えるという状態です。
工場内で車を動かしても音がするくらいでした。

 まずFR足回りをスパナチェックしても異常なし
音の感じが、バネっぽい感じでしたので、
スプリングの組みつけを確認するために、ストラットを左右分解。
 マニュアルとにらめっこしましたが、不具合を特定できず。
スプリングシートにグリスを塗布して組み付けますが、異音が消えず...

秘密兵器を購入し再チャレンジ。マックのシャシイヤーという工具で、最大6箇所センサーを各部品に取付、音を判別できるという優れものです。


フロント足回りの上、下、メンバー中央の5か所にセンサー取付け、走行。

音を絞っていくとほぼロアアームだろうというところにたどり着きました。
しかし増し締めするも、音消えず...

K工場のアドバイスで、一度ボルト(計4箇所)をゆるめて1G状態でしめなおしまし、トルクを規定の22Kでかけると・・・
見事 音が止まりました。(さすがK工場長)

今回の症状は、おそらくスプリング交換後に1Gで締め付けする際
トルク不足と1G状態の再現が悪かったのではと 推測できます。

ネット等状で困っている方が多いみたいですが、アルファード、ベルファイアのサススプリング交換後に似たような症状の参考になれば幸いです。